孔子『論語』の中に「四十にして惑わず、五十にして天命を知る」という言葉があります。
私がこの事業を始めたのは丁度この四十代から五十代にかけてです。忘れもしない、東日本大震災の日。
当時、私は不動産業を営んでいました。テレビから流れる悲惨な映像、そして原子力発電所の爆発が起きたと伝えるニュース。日常がこんなにも悲しく、気持ちがいつまで経っても上向きにならないのは私の人生で初めてのことでした。それまで、仕事は生活の糧だと割り切り、働いていた私でしたが、この日が転機となりました。まさに惑うことなく、天命を知った瞬間でもあったのです。原発事故で故郷に戻れない多くの方を拝見し、「原発をなくしていきたい」という想いが湧き上がりました。すぐにこの再生可能エネルギー事業を始めました。ただ、ここまでの道のりはそんなに楽ではありませんでした。しかし、私は人のためになる仕事がしたかったのです。それが原動力となり、今多くのご縁をいただきました。
もうあんな日の悲劇は二度と訪れてはならない、そう思っています。
現在、社会における再生可能エネルギーの必要性は、皆さんもご存じの通り高まっています。環境への配慮はもちろんのこと、製造業、自動車産業、運送業など数えきれない業種の方にとってクリーンなエネルギーが、今、必要とされているのです。温室効果ガスの排出量の多い企業の意識や責任の高まりによって現在では民間企業が独自に再生可能エネルギーの開発を行えるようにもなってきています。政府としても国を上げてその取り組みを支援する動きを活発化させています。
弊社はそのような企業様に対して再生可能エネルギーの開発のサポートを通じて開発案件のご紹介をさせていただきます。資源の少ない我が国にとって電力需要はますます高まり、クリーンで化石燃料を必要としない枯渇しない太陽や風を利用したエネルギーの開発に貢献いたします。